来る、6月16日、建屋98歳の誕生会を行います。ご興味のある方は、ぜひともお越しください。
13:00、15:00、17:00 歴史解説
「開港の地で98年間わたしたちを見つめてきた建物
~石炭-鉄道-港と室蘭・北海道の歴史~
(代表 工学博士 村田正望)
18:00 キャンドルナイト Start
19:00 ミニJAZZライブ
(工大留学生+室蘭市民)
21:00 Close
<建物について>
この建屋は、三菱合資会社(第三代社長:岩崎久弥)の時代に作られたたてものだということがわかりました。
1915年6月16日に新築が決まり、建設されましたが、室蘭に三菱合資会社(炭鉱部)が進出したのは、1912年(明治45年)です。
その前年の1911年に現在の札幌ファクトリーに隣接する旧永山邸(北海道文化財)に調査課が入り、翌年1912年に小樽出張所、同時に小樽出張所付属室蘭事務所がつくられました。それがこの建物です。
小樽の建物は、現在、旧三菱銀行として小樽市の文化財となっています。
昨年の11月11日に、炭・鉄・港 北の近代三都物語という道央地域観光戦略会議主催の観光プロジェクトのフィナーレに旧室蘭駅、旧北炭蔵具建屋とともに、コースになりましたが、このプロジェクトは、空知(炭鉱)から鉄道で石炭を運び、港(室蘭、小樽)から積み出していたルートを辿るものです。
まさに、この建物は北海道最大の石炭積出し港室蘭に残る象徴的なものかもしれません。